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社会言語学関連
多言語社会関連
sociolinguistics
language policy
三元社出版物
投稿者: webmaster 投稿日時: 2014-2-2 16:59:37 (1896 ヒット)

第60 回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

日時:2014年4月26日(土)午後2時〜6時
場所:東京外国語大学本郷サテライト4階セミナー室
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html


報告1 穐山祐子 (一橋大学言語社会研究科博士後期課程)
題目:トルコ共和国建国期における文字をめぐる議論と「国民」認識
概要:
 トルコ共和国において推進された言語改革の端緒と位置づけられる1928年の文字改革は、オスマン・イスラーム的過去からの切り離しを視覚的に示すという意味で、一連の世俗化、近代化改革の中のなかでもきわめて象徴的な出来事であった。現代のトルコにおいて、文字改革の成功は共和国史の重要な1ページとして広く認知される一方で、評価者の政治的な立場を背景に未だその是非が論じられるテーマでもある。
 文字をめぐる論争は19世紀オスマン帝国の改革期に端を発しているが、長らく決着をみないままであった。しかし、矢継ぎ早に様々な改革がなされた共和国建国期において、文字改革断行への現実味は次第に増していく。こうした状況のなかで、文字改革への支持、あるいは不支持はどのような根拠から表明されたのだろうか。
 本報告では、1920年代になされた政治家や知識人の議論を、言語の姿と二重写しになったそれぞれの「国民」認識のズレに注目しながら考察したうえで、事実上改革の開始を宣言したムスタファ・ケマルによる「サライブルヌ演説」において、新しい文字表記がいかなる論理のもとで承認され、以後、共和国理念共有の指標としてひろめられることになったのかを検討する。


報告2 有江ディアナ (大阪大学大学院国際公共政策研究科 博士後期課程)
題目:スペインにおける移民の子どもに対する言語教育−母語教育の位置付け−
概要:
 本報告の目的は、スペインにおける移民の子どもに対する言語教育、とりわけ母語教育の位置付けを明らかにすることである。
 スペインにおいては、移民の子どもに対する教育施策の中に教育支援が含まれている。その主な内容として、彼らの学校や社会への統合を見据えた、スペイン語を中心とした言語教育である。これまで、移民の子どもの教育に関する教育支援施策を見ても、スペイン語教育は第二言語教育として、あるいは、外国語教育として位置付けることができる。
 母語教育については、各自治州の移民人口構成及び特定の国との協定に伴い、独自の施策が実施されている。他方、具体的な支援・取組みを中心とした施策については、すべての自治州でなされておらず、その内容に格差がみられることもある。また、特定の言語に限られた取組みのみがなされていることも多い。
 したがって本報告では、スペインにおける移民の子どもに対する国及び自治州レベルでの言語教育に関連した施策、とりわけ母語教育に関する取組みを検討し、その意義を探る。
【キーワード】スペイン、移民の子ども、言語教育、母語教育


投稿者: webmaster 投稿日時: 2013-12-16 11:06:43 (1232 ヒット)

第59回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

日時:2014年1月25日(土)午後2時〜6時
場所:女子美術大学杉並キャンパス6号館2階第1会義室
〔いつもの会場とは異なりますのでご注意ください〕
○女子美術大学杉並キャンパスへの行き方:
地下鉄 丸ノ内線 東高円寺駅 下車 徒歩8分 地図は以下のアドレス参照。
http://www.joshibi.ac.jp/access/suginami.html


<報告1>
清沢紫織(筑波大学大学院人文社会科学研究科国際地域研究専攻)
題目 
 危機言語としてのベラルーシ語
   −−ロシア語優勢社会ベラルーシ共和国の言語状況と言語政策の実態
概要
 ヨーロッパの東端に位置する旧ソ連構成国の1つ、ベラルーシ共和国では、基幹民族語のベラルーシ語が、「国家語」という法的地位の高さにも拘らず、現在ユネスコによって消滅の危機にある言語という認定を受けている。背景にあるのは帝政ロシア時代、ソ連時代を通じて社会に広く浸透したロシア語使用である。本報告では、言語法や統計資料などの分析を通じて、ソ連崩壊と独立を経た現在も未だロシア語使用が優勢な現代ベラルーシの言語状況及び言語政策の実態を明らかにする。

<報告2>
岡本真希子(津田塾大学国際関係学科教員)
題目
 植民地官僚と現地語学習・通訳育成−−台湾語学習雑誌『語苑』を中心として
概要
 本報告は、日本統治期台湾の植民地官僚組織における現地語学習と通訳育成について、台湾語学習の教材を提供した月刊誌『語苑』を中心として検討する。『語苑』は「台湾語通信研究会」が1908年に創刊し1941年に廃刊、その歴代編輯長は法院(裁判所)通訳で、最盛期で4000部の発行部数を誇り、警察の語学教材としても影響力を発揮した。本報告はこの「台湾語通信研究会」に着目し、役員の履歴などの基礎的事項を「台湾総督府公文類纂」などの一次資料により明らかにし、併せて『語苑』の論調の変遷について検討する。


投稿者: webmaster 投稿日時: 2013-11-8 10:29:36 (959 ヒット)

第58回多言語社会研究会(東京例会)のご案内
※台風接近のため延期になった回です。

日時:2013年12月14日(土)午後2時〜6時
場所:本郷サテライト3階セミナー室
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

<報告1>
立花有希(たちばな・ゆき)(早稲田大学非常勤講師・博士 (教育学))
題目 ドイツ における移民の子どもの言語教育―就学前段階の支援 体制の分析を中心として―
概要
 2000年から3年おきに実施されているOECD生徒の学習到達度 調査(PISA)等、近年ドイツではさまざまな学力調査により、学校教育の抱える 課題が具体的に明らかになってきた。なかでも移民の子どもの学力不振に対する関心は高く、各州で支援体制が強化されている。その中心 にあるのは、支援の効果が高いとされる就学前段階および初等教育段階におけるドイツ語教育である。
 本発表では、就学前段階のドイツ語教育に焦点をあて、その制度と内容を概観し、これまでの成果と 課題について検討する。連邦制をとるドイツでは教育に関する権限は各州にあるため、就学前のドイツ語教育を支援する体制も州により異 なっている。幼児のドイツ語能力をテストし、就学までに必要なドイツ語能力を獲得するのが難しいと思われる子どもに対して教育的措置 を講じて、再度テストした上で就学するか一年猶予するかの判断をするという形式が広がっているが、言語診断の時期、対象、方法やドイ ツ語教育の編成、内容など州による相違点も多い。 各州比較 によって、授業言語を母語としない子どもに対する教育のあるべき形を探りたい。

<報告2>
徐秀瑩(じょ・しゅうほう)(金沢大学大学院人間社会環境研究科博士後期課程)
題目 『台湾省行政長官公署公報』と公報における日本語のあり方(仮)
概要
 今日台湾の言語使用状況から見ると、まずは多くの住民が使う北京語の発音をベースとした「国語」がある。その次に多く使われる言語が当地で「台湾語」と称された閩南語である。漢民族の客家人は「客家語」を用い、原住民はそれぞれの民族語を使用する。そして人々は場面によって使用言語を変更する場合もある。このような現象は台湾に存在する諸言語の歴史の長さや特定民族の人口によるものではなく、島を統治した政権が実施した言語政策の影響が大きいと見られる。
 このような現状からみると日本語は今の台湾にとって一外国語に見えるが、1895年、台湾は下関条約により日本に割譲され、その後50年にわたって日本政府に支配される過去があった。1945年の終戦時点において日本語は台湾で2/3の人口が共有していた。日本の後に台湾を統治する中国国民政府は言語が民族精神のシンボルであることを主張し、言語教育に力を注ぎ始めたが、人々が言語を習得するまでの間、政府は台湾の言語環境の整備を行う。
 本報告では台湾の戦後約一年半の間に存在した台湾省行政長官公署から発行された政府機関誌『台湾省行政長官公署公報』を用いて、政府の日本語への姿勢を明らかにする。


投稿者: webmaster 投稿日時: 2013-7-23 12:01:38 (1314 ヒット)

多言語社会研究会第14回沖縄例会

日 時 :2013年9月15日(日)14時00分−16時30分
場 所 :沖縄国際大学(〒901-2701 沖縄県宜野湾市宜野湾2-6-1)
テーマ:「沖縄方言論」争再考

プログラム
 14時00分 原聖「親富祖恵子さんを偲んで」
 14時20分 パトリック・ハインリヒ「昭和15年の方言論争と現在の言語危機」
 14時45分  討論会(司会:佐野直子)
       発題者:親川志奈子、島袋純、石原昌英、知念ウシ、宮平勝行
       コメンテーター:ましこひでのり
 16時30分 終了(予定)

主催:沖縄国際大学、多言語社会研究会


投稿者: webmaster 投稿日時: 2013-6-3 21:29:38 (918 ヒット)

第56回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

日時:2013年6月29日(土)午後2時〜6時
場所:本郷サテライト3階セミナー室
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

<報告1>鄭育子(ちょん・ゆくちゃ)(東京大学大学院人文社会系研究科)
在日コリアンにとっての継承語と韓国語教育−在日韓国学校における事例から

現在、世界15か国に韓国の正規課程の学校として認可された教育機関が30カ校存在します。これを韓国学校といい、日本には4校ありますが、このうち3校は日本の学校教育法第一条に定められた「学校」(「一条校」という)でもあります。本発表は、在日韓国学校「一条校」のうちの1校を調査地とし、そこでの韓国語教育の在り方を捉えることを目的としています。韓国学校ではこれまで、在日コリアンに対する民族教育の一環として韓国語教育が位置づけられてきました。「一条校」になって以降、教師たちは、在日コリアン学生、日本人学生、韓国からの留学生、極少数ながらその他の国からの留学生という多様な学生たちへの対応を迫られるようになり、継承語教育という枠組みにも変数をくわえざるを得なりました。また、在日コリアン学生にとって学校は、民族という明確な境界を見出すような空間ではなくなり、継承語としての韓国語に対する認識も多様化しています。このような現状のなか、韓国語教育がどのように解釈され受容されているのかについて、その変化と多様性を中心に検討します。


<報告2>田中翔太(たなかしょうた)(学習院大学大学院)
現代ドイツにおけるトルコ系移民が話すドイツ語−ドイツ人による「受容」の観点から

旧西ドイツは、1950年代半ばより外国人労働者や難民の受け入れを始めた。移民の定住などを通し、現在のドイツは他の欧州諸国と比較しても、移民の多い国である。しかしドイツ政府は2000年代に至るまで「移民国」であることを否定し、移民に対する社会的対策をじゅうぶんに講じてこなかった。その結果として、現在でも移民を取り巻く言語教育には問題点が多い。今発表で取り上げるトルコ系移民は移民の中でも群を抜き多く、彼らの話すドイツ語は、1990年代半ばまではドイツ社会において「無教養」で「ブロークン」なことばと揶揄される傾向にあった。しかし1995年に、トルコ系移民の出自を持つ作家FeridunZaimogluによりトルコ系移民のことばを収集した本が出版されたことをきっかけに、ドイツ社会においてトルコ系移民のことばに注目が集まった。その後、TVメディアや音楽においてトルコ系移民の存在がクローズアップされることで、トルコ系移民のドイツ語に対する評価が変わり、一部のドイツ人に受容され始めた。本発表では、トルコ系移民の話すドイツ語がドイツ社会にどのように受容されてきたのかについて、その過程の復元を試みる。


投稿者: webmaster 投稿日時: 2013-3-7 13:11:11 (1114 ヒット)

第56回多言語社会研究会(東京例会)のご案内
○日時 2013年4月13日(土)午後2時〜6時
○場所 女子美術大学杉並キャンパス 6号館2階第1会議室
http://www.joshibi.ac.jp/access/suginami

<報告1>大塲麻代(大阪大学)
学校教育と社会―ケニアの北東部州を事例として―

本発表は、アフリカの未来共生について考察する一つの事例としてケニアの小学校教育を取り上げ、とりわけ未だ就学率が低迷している北東部州の要因を、正規学校教育カリキュラムと住民の学校教育に対するニーズの視点から分析することを目的とする。ケニアを含む多くのアフリカ諸国では、未だ小学校就学率が50%に満たない地域が存在し、その要因として貧困、民族、言語などの諸問題があげられている。ケニアの北東部州においては、遊牧民やイスラム教徒が多いこともあり、政府は、小学校教育をより人々の生活に即したものにするため、移動式学校や寄宿制学校を導入している。しかし、未だ就学率は低迷したままで、特に女子の間でその傾向が強い。本発表では、これまでの政府や援助機関による取り組みを再検証し、現地調査結果の一部を踏まえながら、住民の学校教育に対するニーズをカリキュラムに反映させる必要性について議論する。このような問題に取り組むことは、今後のケニアにおける教育、そして未来共生のあり方について考える上で、重要と思われる。


<報告2>亀田真澄(東京大学・日本学術振興会特別研究員)
セルビア・ヴォイヴォディナ自治州におけるブニェヴァツ人の言語文化

セルビア北部のヴォイヴォディナ自治州は、歴史的に多くの民族が定住してきた地域で、現在6言語が公用語に指定されている多言語地域です。旧ユーゴ地域では1991年に勃発した紛争によって国家の枠組みが変更され、民族の境界線自体が引き直されることとなりました。それによって、これまで少数民族の民族籍として利用されてきた「ユーゴスラヴィア人」というカテゴリーが実質的にはなくなり、公用語であった「セルビア・クロアチア語」も4か国語に分裂しました。ヴォイヴォディナ自治州北部に集住するブニェヴァツ人はセルビア人とクロアチア人のあいだに位置し続け、彼らが独自の民族と見なされるのかどうか、その公的ステータスに関しての論争が未だに続いています。本発表ではブニェヴァツ人の言語復興運動を、対立するふたつの立場に着目しながら紹介し、民族的アイデンティティーが死活問題ともなりうる政治的・社会的状況のなかでの文学創造のあり方について検討します。

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投稿者: webmaster 投稿日時: 2012-11-13 14:39:29 (3128 ヒット)

多言語社会研究会第7回研究大会
【日時】2012年12月1日(土)・2日(日)
【場所】女子美術大学杉並キャンパス
 http://www.joshibi.ac.jp/access/suginami
 2号館2310(1日目)・7号館7201(2日目)
【参加費】2000円
【予稿集】次のアドレスからダウンロードしてください(当日一部500円で購入できますが、準備数に限りがあります)。
       http://goo.gl/9Rczt
【大会テーマ】多言語社会とICT
【プログラム】

 12月1日(土)基調講演および大会テーマ報告[2号館2310]
 13:00-13:10 開始(挨拶)
 13:10-14:30 基調講演 吉野孝(和歌山大学)「ICTを用いた多言語間コミュニケーション(仮)」
 14:30-14:45 休憩
 14:45-15:45 石部尚登(名古屋市立大学)「「方言」の復権とICTの活用」
 15:45-16:45 中挾知延子(東洋大学)「ネットによりチュニジアの多言語社会は変わってゆくのか?」
 16:45-17:00 休憩
 17:00-18:00 上村圭介(国際大学GLOCOM)「ソーシャルメディアにおける多言語化対応の分析」
 18:00-19:00 吉川雅之(東京大学)「ネットワーク通信における音声言語の書写について──香港と台湾の比較」
 (懇親会)

 12月2日(日)自由テーマ報告[7号館7201]
 10:00-11:00 杉森(秋本)典子(カラマズー大学)「戦前システムの継続としての皇室敬語政策:宮内当局、新聞協会、国語審議会によるマニピュレーションの可能性」
 11:00-12:00 サジーワニー・ディサーナーヤカ(千葉大学大学院)「多言語国家スリランカの言語使用状況―西部州とウバ州における、シンハラ語話者とタミル語話者の場面別言語使用状況」
 12:00-13:00 ホワニシャン・アストギク(一橋大学大学院)「「新国字論」に関する一考察」
 (終了)


【大会テーマ趣旨】
 言語の歴史は収斂と拡散の歴史でもあり、特定の技術の発展普及がこれにインパクトを与えてきた。15世紀から16世紀のヨーロッパにおいて、宗教改革と結びついた活版印刷術の普及は、「俗語」の書記化と、それらが各地域で「共通語」化する道を開いた。ラテン語を中心とするわずかな言語に収斂していた書記言語が、活版印刷術を契機の一つとして、「俗語」に拡散したと言える。一方、その後の展開を見れば、「共通語」から「国民国家語」へというルートに乗り損ねた諸言語の多くは「少数言語」となることを余儀なくされ、これら言語の話者による言語乗り換えなどを通じ、言語的多様性は全体として徐々に「国民国家語」群へと収斂してきたとも言える。
 では現代のICT(Information & Communication Technology)は、言語的多様性の収斂と拡散のそれぞれに、どのような契機として機能しているのであろうか。インターネットは世界のかなりの地域ですでに社会的インフラとなっており、そのうえではさまざまな興味深い言語現象や言語活動が生じている。また、インターネットだけでなく、携帯電話などに見られるICTは、人のコミュニケーションのあり方を変えてきたようにも思われる。
 例えば、ウィキペディアが少数言語を維持振興するためのツールの一つとしても用いられていることはすでに知られている。なかでも、カタルーニャ語については、Amical ViqupèdiaというNPOが2008年に創設され、現在およそ60名のメンバーが、カタルーニャ語版ウィキペディアに関するワークショップや会合の開催、カタルーニャ自治政府との協力協定の締結といった様々な活動を組織し推進している。
 セネガルでは、1970年代にはすでにウォロフ語正書法が政府機関により一応定められていたが、成人識字プログラム以外でははとんど学ばれることはなく、普及にはほど遠い状況が長く続いていた。ところが近年になり、この正書法に則って記述されたウェブサイトが現れるようになり、これを参照し準拠する個人ユーザも増加することで、正書法ウォロフ語の使用が広がっている様子が観察されている。
 2012年6月、グーグルは、消滅の危機に瀕する言語(危機言語)に関する情報交換を促進することを目的とした"Endangered Languages Project(http://www.endangeredlanguages.com/)
を開始した。グーグルによれば、プロジェクトサイトを通じて危機言語に関する最新の情報にアクセスできるだけでなく、危機言語使用者自らが、テキスト・音声・動画といった形態による危機言語の情報を登録し共有することが可能となっている。
 こうした事例は「なぜ」「どのように」生じているのか。どのような動機や思想、態度(言語態度)が背景にあり、具体的な行動にどのように結びついているのであろうか。これらの問いを通じて、ICTの普及と言語的多様性との間に生じている関係性を展望してみたい。


投稿者: webmaster 投稿日時: 2012-10-13 7:08:26 (644 ヒット)

イベント情報
バスク語から世界へ――作家キルメン・ウリベを迎えて
日時:11月6日(火)18:00〜
会場:東京外国語大学府中キャンパス 講義棟115教室
概要:現代バスク文学の書き手として国際的に活躍する作家キルメン・ウリベ氏を迎え、10月に邦訳が刊行されたばかりの『ビルバオ―ニューヨーク―ビルバオ』(白水社刊)について、そして今日の世界文学におけるバスク語作家としての視点についてお話を伺います。バスク語による朗読も聴くことができるまたとない機会です。
〈第一部〉キルメン・ウリベによる講演と朗読
〈第二部〉鼎談
 キルメン・ウリベ
 今福龍太(東京外国語大学総合国際学研究院教授)
 金子奈美(同大学院博士後期課程、『ビルバオ―ニューヨーク―ビルバオ』翻訳者)
 言語:日本語、スペイン語、バスク語(通訳付き)、入場無料

イベント情報
『ビルバオ―ニューヨーク―ビルバオ』出版記念対談&朗読会
日時:11月7日(水)19:00〜
会場:セルバンテス文化センター東京 地下1階オーディトリアム
概要:スペインの公用語の一つであるバスク語の作家キルメン・ウリベ氏が来日、2009年のスペイン国民小説賞、スペイン批評家賞バスク語小説部門を受賞した『ビルバオ―ニューヨーク―ビルバオ』(白水社刊)の邦訳出版を記念して、対談と朗読を行ないます。比較文学者で詩人の管啓次郎氏をゲストに迎え、
海を越えて移動する三世代の家族の物語が絡み合う本書の魅力と、作家自身の文学観について語り合っていただきます。バスク語・日本語での朗読を予定しています。
言語:スペイン語(日本語への同時通訳付き)
入場無料、要予約(参加ご希望の方は以下のウェブサイトよりご予約下さい)
http://reservas.palabras.jp/ja/


投稿者: webmaster 投稿日時: 2012-8-14 16:27:16 (928 ヒット)

多言語社会研究会では、以下の要領で第7回研究大会を開催します。ついては大会における研究報告を募集します。報告は大会テーマ報告と自由テーマ報告のいずれも可能です。奮って応募ください。

▶多言語社会研究会第7回研究大会
【日時】2012年12月1日(土)・2日(日)
【場所】女子美術大学杉並キャンパス
http://www.joshibi.ac.jp/access/suginami
【参加費】2000円
【大会テーマ】多言語社会とICT
<大会テーマ趣旨説明>
言語の歴史は収斂と拡散の歴史でもあり、特定の技術の発展普及がこれにインパクトを与えてきた。15世紀から16世紀のヨーロッパにおいて、宗教改革と結びついた活版印刷術の普及は、「俗語」の書記化と、それらが各地域で「共通語」化する道を開いた。ラテン語を中心とするわずかな言語に収斂していた書記言語が、活版印刷術を契機の一つとして、「俗語」に拡散したと言える。一方、その後の展開を見れば、「共通語」から「国民国家語」へというルートに乗り損ねた諸言語の多くは「少数言語」となることを余儀なくされ、これら言語の話者による言語乗り換えなどを通じ、言語的多様性は全体として徐々に「国民国家語」群へと収斂してきたとも言える。

では現代のICT(Information & Communication Technology)は、言語的多様性の収斂と拡散のそれぞれに、どのような契機として機能しているのであろうか。インターネットは世界のかなりの地域ですでに社会的インフラとなっており、そのうえではさまざまな興味深い言語現象や言語活動が生じている。また、インターネットだけでなく、携帯電話などに見られるICTは、人のコミュニケーションのあり方を変えてきたようにも思われる。

例えば、ウィキペディアが少数言語を維持振興するためのツールの一つとしても用いられていることはすでに知られている。なかでも、カタルーニャ語については、Amical ViqupèdiaというNPOが2008年に創設され、現在およそ60名のメンバーが、カタルーニャ語版ウィキペディアに関するワークショップや会合の開催、カタルーニャ自治政府との協力協定の締結といった様々な活動を組織し推進している。

セネガルでは、1970年代にはすでにウォロフ語正書法が政府機関により一応定められていたが、成人識字プログラム以外でははとんど学ばれることはなく、普
及にはほど遠い状況が長く続いていた。ところが近年になり、この正書法に則って記述されたウェブサイトが現れるようになり、これを参照し準拠する個人ユーザも増加することで、正書法ウォロフ語の使用が広がっている様子が観察されている。

2012年6月、グーグルは、消滅の危機に瀕する言語(危機言語)に関する情報交換を促進することを目的とした"Endangered Languages Project"
http://www.endangeredlanguages.com/)
を開始した。グーグルによれば、プロジェクトサイトを通じて危機言語に関する最新の情報にアクセスできるだけでなく、危機言語使用者自らが、テキスト・音声・動画といった形態による危機言語の情報を登録し共有することが可能となっている。

こうした事例は「なぜ」「どのように」生じているのか。どのような動機や思想、態度(言語態度)が背景にあり、具体的な行動にどのように結びついているのであろうか。これらの問いを通じて、ICTの普及と言語的多様性との間に生じている関係性を展望してみたい。


▶大会報告申込案内
【報告時間】30分(予定)
【報告要旨】2000字以内
【申込締切】9月10日
【申込方法】以下のフォームに必要事項を記入
http://goo.gl/YKplU
【結果通知】要旨を審査の上、9月20日を目途に個別に連絡します。
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投稿者: webmaster 投稿日時: 2012-5-13 7:33:31 (1070 ヒット)

第55回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

○日時 2012年7月1日(日)午後2時〜6時
○場所 東京外大本郷サテライト5階セミナー室

*東京外国語大学本郷サテライトへの行き方:地下鉄 丸ノ内線 本郷3丁目駅 下車 徒歩3分 あるいは、JR中央線 お茶の水駅 下車 徒歩7分
地図は以下、でご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

なお、遅れてこられた方は、入り口の扉がしまっているばあい、インターホーンでご連絡ください。

<報告1>
報告者:鳥羽美鈴(関西学院大学)
題名:多様性のなかのフランス語―フランコフォニーについて考える
要旨:
 フランス語教材やフランス語に関わる研究は、これまでフランス共和国と「フランスのフランス語」を重視してきた。そのため、人々がフランス語から連想するのは一般にフランス共和国という一国であり、ケベック、ハイチ、カメルーンなど5大陸に散在するフランス語圏諸国・地域ではない。このようにして、フランス語そのものの多様性や、フランス共和国はじめフランス語が使用される社会の言語・文化的多様性が見過ごされてきた。
 本報告はかかる問題意識に基づき、フランス共和国や「フランスのフランス語」のヘゲモニー(覇権)を廃したところに成立する「フランコフォニー(francophonie)」という概念を提示する。この「フランコフォニー」とは、「フランス語圏」という一言語共同体としての枠組みにはおさまらない広義なものである。

<報告2>
報告者:マリア・カステジャーノス(在日エルサルバドル大使館)
題名:エルサルバドルにおけるナワト語の復興運動とその背景にある社会的意義
要旨:
 ナワト語は、エルサルバドルの先住民族のひとつ、ピピル人の言語である。現在、約200人のナワト語話者しかいないと言われており、消滅の危機に瀕する言語の一つである。この状況に対して、2003年からナワト語を復興させるための運動が教育機関、政府機関と地元の文化団体によって行われている。
 エルサルバドルで発展しているナワト語の復興させるための取り組みは、ナワト語の教育などを通して言語を保護するための運動でもあるが、ナワト語の復興を通してエルサルバドル国内において、ピピル人を代表に先住民の存在を少数派として認め、先住民文化を再評価し、先住民を社会により参加できるために機会を与えるという社会的意義を持つ運動でもある。
 本発表では、まずエルサルバドルのナワト語の現状と2003年から行われているナワト語を復興させるための取り組みの一つとして、ドン・ボスコ大学のナワト語教育プロジェクトについて説明する。次に、2011年に行ったフィールド・ワークを基に、ナワト語の復興活動に参加している地元の視点から見た、ナワト語を復興させたい理由と彼らの現状との関わりについて考えていく。最後に、エルサルバドルのフネス政権が行っている、先住民を支援するための取り組み「ソーシャル・インクルージョン」について述べていく。
キーワード: ナワト語、ピピル人・先住民、社会における先住民の再評価、社会意義を持つ言語復興運動、ソーシャル・インクルージョン政策


投稿者: HaraKiyoshi 投稿日時: 2012-1-9 16:23:38 (1078 ヒット)

日中共同プロジェクト「東アジアの多言語状況と言語政策」

特別講演会「中国における言語政策と言語復興」

日時 2012年2月5日(日)15時ー18時

会場 東京大学 東洋文化研究所大会議室 東京大学本郷キャンパス内

地下鉄丸の内線・地下鉄大江戸線「本郷三丁目駅」から徒歩 5 分ほか。 詳しくは http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

参加費無料

主催 科研費プロジェクト「中国黒龍江省におけるモンゴル族コミュニティーの言語維持・保存や継承・復興への取り組み」および「言語政策史の国際比較に関する総合的研究」

共催 多言語社会研究会 東洋文化研究所班研究「アジアにおける多言語状況と言語政策史の比較研究」

講演者と演題
1 徐大明(中国言語戦略研究センター、南京大学)「言語的多様性と言語計画」
2 包聯群(首都大東京)「中国黒竜江省におけるモンゴル人コミュニティの言語維持・復興への取り組み」

問い合わせ 原聖(女子美術大学)harakysh@gmail.com


投稿者: webmaster 投稿日時: 2011-12-28 14:17:37 (909 ヒット)

第54回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

○日時 2011年1月29日(日)午後2時〜6時
○場所 東京外大本郷サテライト3階セミナー室

*東京外国語大学本郷サテライトへの行き方:地下鉄 丸ノ内線 本郷3丁目駅 下車 徒歩3分 あるいは、JR中央線 お茶の水駅 下車 徒歩7分
地図は以下、でご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

なお、遅れてこられた方は、入り口の扉がしまっているばあい、インターホーンでご連絡ください。

<報告1>
報告者:山崎 雅人(大阪市立大学文学研究科)
題名:近年における中国東北部の満洲語教育と新疆錫伯族の双語教育
要旨:
 中国の五十五少数民族のうち、第二位の人口を有する満洲族はその民族語をほぼ喪失した状態にある。他方、中華人民共和国民族区域自治法では民族の言語権を保障しており、それに基づき行政単位で民族教育を行い、公的機関や市街の商店には民族語の文字表記を奨励するなど、
多言語使用及び教育を実施している。
 東北三省の中では、遼寧省新賓満族自治県が満洲語教育で先行しているが近年本渓満族自治県でも教科書がつくられ、少数の母語話者の残存する黒竜江省では富裕県三家子村の満族小学で独自教材による初等教育が行われているほか、吉林省では東北師範大学満語言文化研究中心、長春師範学院などが伊通満族自治県での満洲語教育を実施している。これらは文語を基礎とし、初歩の会話を含む実用性を示す、英語バイリンガリズムで言うところのEFL環境にある。河北省豊寧満族自治県も伊通同様市街の看板に満洲文字表記があるが、その誤用についての指摘があり、
ここでは公教育での満洲語教育は行われていない。
 新彊ウイグル自治区イリカザフ自治州チャプチャル錫伯自治県には錫伯語を母語とする者がいるが、チャプチャル第一小学では初年度から漢語(普通話)と錫伯語のバイリンガル教育を実施し、学年が上がるにつれ錫伯語の比率は低下している。東北部の満洲語教育に比べ、錫伯族にとっては漢語が英語バイリンガリズムで言うところのESL環境に置かれており、同校もそれを誇示している。また、『錫伯文化』誌における錫伯文漢文のページ比は、号により錫伯文部分がかなり減少している。錫伯族は口語を錫伯語と称し、書き言葉を満洲語文語(満文)と呼んでいる。注目されることは、東北部の満族が近年新疆の錫伯族に民族言語の使用モデルを求め交流し始めていることである。

<報告2>
報告者:かどやひでのり(津山工業高等専門学校)
論題:識字(リテラシー)研究のもうひとつの視角
概要:
 社会と人間を対象とする学問分野で、リテラシーと無関係である領域はすくなく、識字研究は相当に多様でありうるが、本報告ではこれまで看過されてきた、ふたつの視点をとりあげる。ひとつは、言語権(コミュニケーション権)概念からみたときに識字という現象がもつ意味、もうひとつは、それをさらに拡張した、障害学・差別論の成果の識字研究へのとりこみについてである。そこからは、社会システム全体の再構想、社会全体のユニバーサルデザイン化がみちびきだされ、識字研究の射程は識字そのものをはるかにこえていることがあきらかになる。


投稿者: webmaster 投稿日時: 2011-11-3 22:12:44 (953 ヒット)

第53回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

○日時 2011年12月4日(日)午後2時〜6時
○場所 東京外大本郷サテライト5階セミナールーム

*東京外国語大学本郷サテライトへの行き方:
地下鉄 丸ノ内線 本郷3丁目駅 下車 徒歩3分
あるいは、
JR中央線 お茶の水駅 下車 徒歩7分
地図は以下、でご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

なお、遅れてこられた方は、入り口の扉がしまっているばあい、インターホーンでご連絡ください。

<報告1>
報告者:サジーワニー ディサーナーヤカ(SAJEEWANI DISSANAYAKA)(千葉大学人文社会科学研究科 博士後期課程)
題名 :多言語社会スリランカの言語使用状況
要旨 :
 本研究は、スリランカの言語状況の調査を通じ、スリランカの文化や社会状況を分析することにある。
 スリランカでは、シンハラ語・英語・タミル語の三つの言語が、様々な状況にあわせてコードスイッチング(CS)や借用を行いながら使用されている。しかし、いつ、どの言語を使用するかは話者の母語や家庭環境、教育、職場など状況によって異なり、マジョリティであるシンハラ人とマイノリティであるタミル人の間にも相違が存在すると予想される。それぞれの場面でどの言語を使用し、コミュニケーションをとっているか、年齢や学歴、社会階層によって使用している言語が異なるかについても調べる。
 また、スリランカ社会では教育現場だけでなく、日常生活においても英語が多く使用される。スリランカ社会における英語の使用実態や浸透状況などを調べることにより、英語の必要性、母語に対する影響についても考察する。
 本発表では、2011年1月23日から約一ヶ月にわたってスリランカ現地で行ったアンケート調査について報告する。


<報告2>
報告者:徐 秀瑩(金沢大学大学院人間社会環境研究科博士後期課程)
題名 :台湾蒋政権における言語に関する政策について―政府公報を通じて
要旨 :
 台湾は1945年から1988年まで蒋氏父子の政権によって統治された。政権が推進した言語は北京語であって、統治者はそれを台湾の「国語」として普及させた。しかしその一方、それまで台湾で話されていた他の言語はどういう状況にあったのか。政権が始まったとき,統治者は日本政府が統治した影響を除去すべく,まずは日本語を取り除いた。最初は新聞,雑誌,店の看板から日本語の使用を禁止し始め,計量機械に鋳造された文字の消去も含め,人々の生活から日本語をほぼ完全に消した。日本語が除外された後,次は台湾で使われていた方言が制限される対象になった。後者は表記方法がまだ整っていなかったため,主に歌謡,テレビ番組などに制約がみられた。本論文は政府が発行した政府公報を通じて,日本語,及び国語以外の言語に対する蒋政権の態度を明らかにしていく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

例会案内担当
木村護郎
g-kimura_at_sophia.ac.jp


投稿者: HaraKiyoshi 投稿日時: 2011-6-23 13:23:10 (895 ヒット)

カムセラ(Kamusella, Tomasz)氏公開講演会
青山学院大学主催、多言語社会研究会共催

講演者:トマシュ・カムセラ氏

カムセラ氏は、オポレ大学東スラヴ言語学研究所(ポーランド)准教授、7月時点では、北海道大学スラブ研究センター客員研究員をかねて来日、札幌滞在中です。

タイトル:「シレジア語の歴史的社会的状況について、カシューブ語などとの比較を通じて」
日時:7月9日土曜日、午後3〜6時(講演、質疑応答、原則的に英語が運用語になります)
場所:青山学院大学9号館920教室

キャンパス内地図
http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html
キャンパスへのアクセス
http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html


カムセラ氏は大著 The politics of language and nationalism in modern Central Europe, Basingstoke, Palgrave Macmillan, 2009 の著者です。この著書の書評が、木村護郎クリストフ「ヨーロッパにおける言語の政治性を考える」『歴史学研究』2010年、12月、12−23ページ、Patrick HEINRICH, in the International Journal of the Sociology of Language, n. 200, 2009: 209-211. にあります。

問い合わせ先
原聖 harakysh@gmail.com


投稿者: HaraKiyoshi 投稿日時: 2011-5-25 13:34:29 (1136 ヒット)

一般公開
多言語社会研究会第12回沖縄例会のご案内

日時 2011年9月18日(日)13時30分−17時
場所 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」第2会議室
(沖縄県那覇市西3丁目11番1号、電話:098-866-9090)

討論会「琉球諸語の記録保存をめぐって」
本年出版された、パトリック・ハインリッヒ、下地理則(共編)『琉球諸語記録保存の基礎』(東京外国語大学アジアアフリカ研究所、2011年3月)の編者、執筆者を迎え、琉球諸語復興に果たす本書ならびに編者、執筆者の役割について討論することにしたい。
発言予定者 下地理則(編者)、宮良信詳、石原昌英、渋谷謙次郎、原聖(以上執筆者)
司会 原聖

関連イヴェント
9月17日(土) 14時−17時、「第16回島くとぅば語やびら大会」、読谷村文化センター大ホール「鳳」(沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2901番地、電話(098)982-9292)

問い合わせ
多言語社会研究会 原聖(女子美術大学、harakysh@gmail.com)


投稿者: webmaster 投稿日時: 2011-5-12 21:13:43 (872 ヒット)

第51回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

○日時 2011年5月28日(土)午後2時〜6時
○場所 東京外大本郷サテライト3階

*東京外国語大学本郷サテライトへの行き方:
地下鉄 丸ノ内線 本郷3丁目駅 下車 徒歩3分
あるいは、
JR中央線 お茶の水駅 下車 徒歩7分
地図は以下、でご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

なお、遅れてこられた方は、入り口の扉がしまっているばあい、
インターホーンでご連絡ください。

<報告1>
報告者:
包 聯群(東京大学 学術研究員)
題名:
「多言語使用と言語教育実態―中国黒龍江省モンゴル人を中心として―」
要旨:
 中国黒龍江省にはおよそ15万人のモンゴル人が居住している。本発表は主に中国
黒龍江省におけるモンゴル人を中心とし、彼らの言語使用実態を明らかにすることに重点を置きたい。
 異なる地域(ドルブットモンゴル族自治県、泰来県、肇源県、富裕県など)、異なる世代によって同じモンゴル人同士、乃至家庭内でもその使用言語は実に多種多様で、異なる言語を使用する場面が多くみられる。そして、モンゴル語と中国語の接触により、言語変異現象も起きていることが確認できた。
 教育言語は中国語が圧倒的に優勢ではあるが、モンゴル語による教育も政治・経済・社会変動などの理由により特定の地域において実行されたり廃止されたりする。
 本発表は以上のような問題を皆と一緒に考えつつ、その理由を探っていきたい。本発表のデータは2001年から昨年7月までわたって行ってきたフィールドワークに基づくものである。

<報告2>
報告者:
石部尚登(東京外国語大学研究員)
題名:
「方言」の視点から見たベルギーの言語政策史
要旨:
 ベルギーの言語政策は長らくフランス語とオランダ語(フラーンデレン語)とい
う2つの公用語のみを対象として行われてきた。しかし、もともとそれらは一般
の人々の母語ではなかった。本報告では、ベルギーの言語政策を「方言」の視点から再考することで、政策議論を通して独自の「方言」観が創り上げられ、また、そうしたかつての「方言」観が連邦化以降の現在の政策にも影響を及ぼしていることを示し、公用語政策が意図せず「方言」の在り方を規定する構造の一端を明らかにする。
 本報告は、拙著『ベルギーの言語政策』(阪大出版会、2011年)に基づきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

例会案内担当
木村護郎
g-kimura@sophia.ac.jp


投稿者: HaraKiyoshi 投稿日時: 2011-4-6 19:58:04 (3264 ヒット)

日中共同プロジェクト「東アジアの多言語状況と言語政策」Japan China Project: East Asian Multilingualism and Language Policy:

第1回シンポジウム「多言語状況の中の東アジア近代国家 ― 言語問題にどう対処したか」
第一次研讨会《多语言状況下的东亚近代国家――是如何处理语言问题的?》
First Symposium: Societal Multilingualism in East Asian Modern States – How were language problems managed?

日時:2011年7月30日(土)・31日(日)
会場:東京大学 東洋文化研究所大会議室 東京大学本郷キャンパス内
   地下鉄丸の内線・地下鉄大江戸線「本郷三丁目駅」から徒歩 5 分ほか。 詳しくは http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
参加費:無料
主催:科研費プロジェクト「言語政策史の国際比較に関する総合的研究」
共催:多言語社会研究会
   東洋文化研究所班研究「アジアにおける多言語状況と言語政策史の比較研究」
   東京外国語大学「史資料ハブ地域文化研究拠点」

[お問い合わせ]
多言語社会研究会(塚原) e-mail 6admin@tagengo-syakai.com http://tagengo-syakai.com/
『ことばと社会』事務局(三元社) 電話 03-3814-1867


原聖(女子美大)
 多言語社会研究会では、東京大学東洋文化研究所「アジアにおける多言語状況と言語政策史の比較研究」班(名和克郎代表)、また東京外国語大学「史資料ハブ地域文化研究拠点」(藤井毅代表)の共催によって、南京大学(中国)国家言語戦略研究センターと共同研究プロジェクトに取り組むことになった。これは、東アジアの多言語状況に関して、言語政策の歴史的観点からの研究の総合化をはかろうとするものであり、その範囲は、いわゆる漢字文化圏(中国大陸、モンゴル、朝鮮半島、日本列島、台湾、ベトナムなどを含む)を地理的範囲として、古代史から現代まで全歴史的時代をカバーすることを目指している。
 この第1回シンポジウムを、2011年7月30日(土)- 31日(日)、東京大学東洋文化研究所で開催する。その内容は、近代の黎明期(江戸から明治へ、清朝から民国への変革期)に焦点をあて、多言語状況に対する書きことばのレベルでの国家としての対処の仕方を、日本、中国、韓国、台湾に関して、比較検討を試みようとするものである。もちろん、ここでは統一的書きことば、外交用語など国家の基本レベルでの言語を検討するばかりでなく、国家政策とはいえないようなレベルでの言語運用の動向を調査することで、現代の多言語主義的方向への示唆的事項を探ろうとするものでもある。
 この際、多言語社会研究会でのこれまでの研究蓄積、とりわけ現代欧州の多言語主義の戦略との比較検討は有益であろう。またユネスコの危機言語救済、文化資源保護キャンペーンとも照らし合わせながら議論できれば、その開催意義はさらに高まるはずである。
 なお、このシンポジウムは、科学研究費「言語政策史の国際比較に関する総合的研究」(原聖代表)によるもので、中国から2人、すなわち、南京信息工程大学の于錦恩(Yu Jin’en)教授、南京大学の徐大明Xu Daming教授、また台湾から台湾中央研究院の陳培豊教授を招聘し、下記のようなプログラムを予定している。それぞれ、報告予定分野の第一線の研究者に報告をお願いした。なお、使用言語は日本語とし、中国語については、日本語の通訳を介することにする。

 [多语言社会研究会]通过与东京大学东洋文化研究所《亚洲多语言状况和语言政策史的比较研究》组(代表名和克郎),东京外国语大学《史资料HUB地域文化研究基地》(代表藤井毅)共同举办此次会议,决定与南京大学(中国)国家语言战略中心一起致力于共同实施研究课题。其目的是对东亚多语言状况从语言政策的历史观点来谋求研究的综合化。其范围是把汉字文化圈(包括中国大陆,蒙古,朝鲜半岛,日本列岛,台湾,越南等)作为地理范畴,从古代史到现代以嚢括全部历史时代为目标。第一次研讨会将于2011年7月30日(星期六)−31日(星期日)在东京大学东洋文化研究所举办。其内容是把焦点放在近代黎明期(从江户到明治,从清朝到民国的变革期),试图比较探讨日本,中国,韩国和台湾作为国家对书面语级别的多语言状况的处理方式。当然,在此不仅要探讨统一的书面语,外交用语等国家基本级的语言,也要通过调查像不能称为国家政策级的语言运用的动向,来追寻向现代多语言主义方向的启发式事项。
 [多语言社会研究会]至此的研究成果,至少会有益于与现代欧洲多语言主义战略的比较探讨。而且,如果能参照联合国教科文组织的挽救濒危语言,保护文化资源宣传活动等进行讨论的话,其举办意义应该会更加深远。另外,此次研讨会是使用日本学术振兴会科学研究经费《语言政策史综合比较探讨》(代表原聖)来举办的。邀请的人员有:从中国2人,即南京信息工程大学的于錦恩(Yu Jin’en)教授,南京大学的徐大明Xu Daming教授,还有台湾中央研究院的陳培豊教授。会议按以下的程序进行。这些发表者都是活跃在各自研究领域第一线的研究人员。会议使用语言是日语,但是对使用汉语者,配有翻译。


2011年7月30日(土)
10:00-10:30 開催趣旨説明と報告者の紹介(原聖、女子美術大学)
10:30-11:30 渡辺美季(神奈川大学)「琉中関係のなかの中国語と日本語」
11:30-12:00 コメント、パトリック・ハインリッヒ(独協大学)と質疑応答
12:00-13:30 昼食
13:30-14:30 陳培豊(台湾中央研究院)「日本統治と漢字使用の諸相」
14:30-15:00 コメント、岩月純一(東京大学)と質疑応答
15:00-15:30 休憩
15:30-16:30 清水康行(日本女子大)「江戸から明治へ、言語の公的使用について」
16:30-17:30 コメント、徐大明Xu Daming(南京大学)、通訳、謝佳玲(女子美術大学)と質疑応答
18:00-20:00 懇親会

7月31日(日)
9:30-10:00 前日のまとめと報告者の紹介(名和克郎、東京大学)
10:00-11:30 于錦恩(Yu Jin’en)(南京信息工程大学)「清朝期の多言語状況と国家」(通訳、包聯群、東京大学)
11:30-12:00 コメント、フフバートル(昭和女子大学)と質疑応答
12:00-13:30 昼食
13:30-14:00 包聯群(東京大学)「清朝末から民国初期にかけての言語政策、その研究動向」
14:00-14:30 コメント、藤井久美子(宮崎大学)と質疑応答
14:30-15:30 三ツ井崇(東京大学)「朝鮮開化期の言語と国家」
15:30-16:00 コメント、李守(昭和女子大学)と質疑応答
16:00-16:30 休憩
16:30-18:00 総合討論(司会、原聖、女子美術大学、論点提起 藤井毅、東京外国語大学)

July 30th , Saturday, 2011
10:00-10:30 Opening comments and introduction by HARA Kiyoshi, Joshibi University of Art and Design
10:30-11:30 WATANABE Miki, Kanagawa University: Chinese and Japanese in Okinawa-Chinese relations in the 17th – 19th centuries.
11:30-12:00 Comments by Patrick HEINRICH, Dokkyo University, discussion.
12:00-13:30 Lunch
13:30-14:30 Chen Peifeng, Taiwan Central Institute: Problems of Kanji Use in the Japanese Occupation Period.
14:30-15:00 Comments by IWATSUKI Jun’ichi, Tokyo University, discussion.
15:00-15:30 Break
15:30-16:30 SHIMIZU Yasuyuki, Japan Women’s University: On Official Language Use from the Edo to the Meiji period.
16:30-17:30 Comments by Xu Daming, Nanjing University, translation by Hsieh Chialing、Joshibi University of Art and Design, discussion.
18:00-20:00 Cocktails

July 31th, Sunday
9:30-10:00 Summary of the previous day and Introduction by NAWA Katsuro, Tokyo University
10:00-11:30 Yu Jin’en, Nanjing University of Information Science and Technology: Societal Multilingualism during the Qing Dynasty Government. Translation by Bao Lianqun.
11:30-12:00 Comments by Huhbator, Showa Women’s University, discussion.
12:00-13:30 Lunch
13:30-14:00 Bao Lianqun.(Tokyo University): Language Policies at the transition period from the Qing Dynasty to the Republic of China, a presentation of research trends.
14:00-14:30 Comments by FUJII Kumiko, Miyazaki University, discussion.
14:30-15:30 MITSUI Takashi, Tokyo University: Language and State during the Korean Enlightenment.
15:30-16:00 Comments by LI Su, Showa Women’s University, discussion.
16:00-16:30 Break
16:30-18:00 Final Discussion chaired by HARA Kiyoshi, Joshibi University of Art and Design. Arrangement of discussion points by FUJII Takeshi, Tokyo University of Foreign Studies.



投稿者: webmaster 投稿日時: 2010-12-25 9:15:18 (1047 ヒット)

以下の要領で第50回多言語社会研究会(東京例会)を開催したします。
来年もひきつづき、積極的なご参加をお待ちしております。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

第50回多言語社会研究会(東京例会)のご案内

○日時 2011年2月12日(土)午後2時〜6時
○場所 東京外大本郷サテライト5階

*東京外国語大学本郷サテライトへの行き方:
地下鉄 丸ノ内線 本郷3丁目駅 下車 徒歩3分
あるいは、
JR中央線 お茶の水駅 下車 徒歩7分
地図は以下、でご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

なお、遅れてこられた方は、入り口の扉がしまっているばあい、
インターホーンでご連絡ください。

<報告1>
氏名:梶 茂樹(京都大学)
報告題名:多言語使用と共通語使用━アフリカ的多言語状況への2つの対処法━
要旨:
アフリカは、概して1つ1つの言語のサイズが小さいため、一定の範囲に多く
の言語が話されるという状況が生じている。こういった多言語状況に対処するた
め、多くの地域で共通語が生じている。従来、私自身を含めて、この共通語使用
ということに重きをおいて考察がなされることが多かったように思うが、本発表
では、むしろ多言語使用ということを重点に話をしてみようと思う。そこには、
大きな言語を安易に共通語と決めてかかっていたことへの反省がある。データは、
2010年2月と7月にウガンダで行った社会言語学的調査に基づく。

<報告2>
氏名:ジョセフ・エサティエ(名古屋工業大学)
題名:「幸徳秋水の言語意識と国家主義」
要旨:
方言の多様性は、文化の多様性の一つであるが、昔の知識人の間で、方言の多様
性を守り、日本国内の「言語帝国主義」と闘ったのは、だれだっただろうか?
「言文一致」を主張者した哲学者井上哲治郎(1855−1944)は、国家主
義を鼓吹し、全国の言葉の統一を主張したのは、当然だといえる。しかし、国家
主義に反対した、日本の初期社会主義者幸徳秋水(1871−1911)は、ど
うだったろうか?あまり知られていない、幸徳秋水が言文一致という文体に
ついて書いたことと、彼の議論の社会的な意義について話す。


投稿者: webmaster 投稿日時: 2010-12-3 15:30:55 (2467 ヒット)

大会プログラムをお知らせします。奮ってご参加ください。

予稿集ダウンロードは以下から(2010/12/1追記)
http://bit.ly/i317UM

大会ポスターダウンロードは以下から(2010/10/18追記)
https://sites.google.com/site/tukaharanobuyuki/6th_conference.pdf?attredirects=0&d=1


※2日目昼食について(5日)
会場周辺にはあまり飲食店がありませんので、ご注意ください。予稿集最後のページに周辺飲食店マップがついています。ご利用ください。


その他詳細は随時このニュース欄でお知らせしていきます。


■■■多言語社会研究会 第6回研究大会プログラム■■■

多言語社会研究会・京都大学地域研究統合情報センター・科研プロジェクト「言語政策史の国際比較に関する総合的研究」共催

日時:2010年12月4日(土)・5日(日)
場所:京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室および中会議室
http://bit.ly/fdAE7z
参加費:1000円
資料代:500円(事前にウェブサイトからダウンロードする場合は不要)
懇親会参加費:1000円


【1日目】
会場:大会議室
13:00 開会挨拶 林正寛(女子美術大学)
13:15 基調講演 原聖(女子美術大学)「言語的多様性という視座」
14:00 休憩
14:15 シンポジウム「多言語状況と言語政策」
    第一部 パネリストによる論題提起
    司会:渡邊日日(東京大学)
    パネリスト:原聖/砂野幸稔(熊本県立大学)/藤井毅(東京外国語大学)/安田敏朗(一橋大学)/塚原信行(京都大学)

16:15 休憩
16:30 第二部 問題提起を受けての討論
18:30 終了
18:45 懇親会[中会議室・19:45終了予定]


【2日目】
A会場[大会議室]司会:藤井久美子(宮崎大学)
09:30 河野明佳(津田塾大学大学院国際関係学研究科後期博士課程):南アフリカ共和国における言語問題と「バンツー教育」
10:30 松山明子(鶴見大学文学部):カムリー語(ウェールズ語)復興と話者の動機づけ
11:30 近藤健一郎(北海道大学):1930年代中葉の沖縄における標準語教育政策とその実態

B会場[中会議室]司会:ましこ・ひでのり(中京大学)
09:30 佐野彩(一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程):「フランコプロヴァンス語」は存在するか―「フランコプロヴァンス語」の成立とサヴォワ地方の人びとによる言語の名称の選択―
10:30 イギョンテク(筑波大学大学院):対外言語政策としての孔子学院が持つ問題点―ソフト・パワーおよびパブリック・ディプロマシー概念の曖昧さを中心に―
11:30 柿原武史(大分大学経済学部):スペインの地域言語復興政策と現実―商業部門におけるガリシア語使用実態について―

12:30 昼食

A会場[大会議室]司会:パトリック・ハインリッヒ(獨協大学)
13:30 石部尚登(東京外国語大学グローバルCOE研究員):ヨーロッパにおける言語の「領域性」―ベルギーの政策的言語境界線の生成と固定について
14:30 塚原信行(京都大学):ヨーロッパにおける言語の「領域性」―スペイン・カタルーニャ自治州の言語政策における「領域性」概念の展開
15:30 佐野直子(名古屋市立大学):ヨーロッパにおける言語の「領域性」―オクシタン語/バスク語境界地域のバイヨンヌの事例から―

B会場[中会議室]司会:清水康行(日本女子大学)
13:30 海野るみ(宮崎大学):南アフリカの先住民族グリクワの人々の日常的実践にみるオラリティーとリテラシーのかたち
14:30 足立享祐(東京外国語大学大学院博士後期課程単位取得退学):東インド会社ボンベイ管区における言語法制(1799-1861)
15:30 B会場終了

16:30 大会まとめ[大会議室] 山下仁(大阪大学)
17:00 終了


投稿者: webmaster 投稿日時: 2010-12-3 15:29:57 (1007 ヒット)

『ことばと社会』13号(2011年10月刊行予定、三元社)では特集論文・投稿論文を募集しています。特集は「マイノリティの多言語教育へのアプローチ(仮)」です。投稿論文はテーマを問いません。いずれの論文も編集委員会にて査読のうえ、採否を決定いたします。

応募方法
◎特集論文は、三元社『ことばと社会』編集部までお問い合わせください。
email@sangensha.co.jp

◎投稿論文は、下記の方法で、直接ご応募ください。
投稿締め切り/2011年4月30日(編集委員会にて査読のうえ、採否は5月下旬ころ通知いたします)
投稿規定/本文・注を含め400字詰め原稿用紙で50枚(句読点「、」と「。」を使用する。 注は文末とする)。
送付先/三元社『ことばと社会』編集部あて(メールまたは郵送。原稿は返却いたしませんのでコピーをお送りください)。

email@sangensha.co.jp
〒113-0033東京都文京区本郷1-28-36鳳明ビル1階
採用の場合には、本誌5部を呈します。


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