logo
 
 メインメニュー
 広告
社会言語学関連
多言語社会関連
sociolinguistics
language policy
三元社出版物
投稿者: webmaster 投稿日時: 2006-12-29 19:06:46 (1512 ヒット)

多言語社会研究会
会員各位

12月2日/3日に行われた第4回大会の予稿集をダウンロードできるようになりました。
サイトにログインして「情報共有」コーナーへおすすみください。ファイルはPDF形式で2.8MB(148ページ)ほどあります。

大会の内容については過去のニュースを参照してください。
2日間でのべ110人を越える参加がありました。

http://tagengo-syakai.sakura.ne.jp/xoops/html/modules/news/article.php?storyid=61


※ダウンロードできるのはサイトユーザとして登録している会員のみです。入会希望の方は「お問い合わせ」からご連絡下さい。

※※修正版を12/30にアップロードしました。


投稿者: yasudatosiaki 投稿日時: 2006-10-24 17:31:29 (3286 ヒット)

多言語社会研究会第4回大会のプログラムが下記のようにきまりました。ご参照のうえ、ふるってご参加ください。
                                       大会実行委員長 安田敏朗

第1日目は13時30分から大会講演
第2日目は9時30分から個別報告、13時から大会シンポジウム

という内容です(詳細は以下)

日時 2006年12月2日(土)、3日(日)
場所 一橋大学 国立キャンパス(東キャンパス)
   東2号館
   JR中央線国立駅南口から徒歩約10分
   場所:以下参照(建物番号29)
     http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html

参加費(予稿集代) 1,000円

プログラム
12月2日(土)
13:00 受付開始(東キャンパス 2号館2201番教室)
13:30〜16:45 講演会 「ある多言語国家の経験――ソ連邦の形成・変容・解体」
  塩川伸明(東京大学大学院法学政治学研究科)
  <要旨>ソ連邦はただ単に事実の問題として多言語・多民族社会であるのみならず、その公的イデオロギーにおいて、フランスや日本のような同化主義を否定し、「現地化政策」(一種のアファーマティヴ・アクション)を推進した一種独自の多言語主義イデオロギー国家だった。そのような「アファーマティヴ・アクション帝国」「多言語主義イデオロギー国家」がかかえた矛盾とはどのような性質のものだったのか、その解体は何を意味したのか――このような問題について考えてみたい。

  司会   渋谷謙次郎(神戸大学大学院法学研究科)
  コメント 庄司博史(国立民族学博物館)
       渡邊日日(東京大学大学院総合文化研究科)

17:00〜19:00 懇親会(西キャンパス 生協食堂2階)  会費2,000円  

12月3日(日)
9:00 受付開始
9:30〜12:00 個別報告 二会場にわけておこないます
  第一会場 東キャンパス2号館2201番教室
   司会 土屋礼子(大阪市立大学文学部)
  9:30〜10:00
   関 静華(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
    雲南省麗江ナシ族自治県におけるバイリンガル教育現状
  10:00〜10:30
   中谷潤子(大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程)
    インドネシア社会における華人の言語文化開放について−−スハルト体制崩壊後の華語メディアの発信と受容を中心に
  10:30〜11:00
   前田達朗(大阪大学大学院文学研究科博士課程)
    奄美大島瀬戸内町における「シマグチ」継承活動
  11:00〜11:30
   冨田哲(淡江大学日本語文学系)
    「明晰な」センサスカテゴリが現れるまで−−日本統治初期台湾総督府の言語の数え方

  第二会場 東キャンパス2号館2301番教室
   司会 原聖(女子美術大学)
  9:30〜10:00
   柿原武史(京都産業大学非常勤)
    ガリシア語復興政策が抱える課題−−若者の言語使用と彼らを取り巻く言語環境
  10:00〜10:30
   米山優子(一橋大学大学院言語社会研究科博士課程)
    スコッツ語辞書の進展と課題
  10:30〜11:00
   坂本 恵(福島大学行政政策学類)
    地方議会によるスコットランド語の社会的認知促進の取り組み−−2011年国政調査にむけた取り組みの現状と課題
  11:00〜11:30
   小森宏美(京都大学地域研究統合情報センター)
    エストニア型多文化主義の理念と実践−−第1次社会統合プログラムの総括を中心に
  11:30〜12:00
   今林直樹(宮城学院女子大学国際文化学科)
    仲宗根政善と琉球大学琉球方言クラブ―−戦後琉球方言研究の黎明

13:00〜17:30 シンポジウム  政治としての多言語社会
  東キャンパス2号館2201番教室
  <趣旨>多言語性のない社会はない。多言語社会生成の歴史的条件をさぐることは、多言語性がどのように認識されてきたのかをさぐることでもある。その認識のあり方を「政治」としてとらえた場合になにがみえてくるだろうか。単に多様性を称揚するだけの国民国家批判でおわらないためにも、「政治」としてみきったところから新たな議論をはじめることができるのではないだろうか。
  
  司会 林正寛(女子美術大学)
  
  13:00〜13:10 趣旨説明 原聖(女子美術大学)
  13:10〜13:40
   安田敏朗(一橋大学大学院言語社会研究科)
    強化される単一言語社会論−−国語審議会・文化審議会と多言語社会論
  13:40〜14:10
   藤井久美子(宮崎大学教育文化学部)
    中華人民共和国における国家統合・国民形成と言語政策との関係について
  14:10〜14:40
   木村護郎クリストフ(上智大学外国語学部)
    言語的な多数派が少数言語を学ぶ意義と問題−−ドイツ人のソルブ語学習の事例から
  14:40〜14:50 休憩
  14:50〜15:20
   定松 文(恵泉女学園大学人間社会学部)
    言語政策を支えるジェンダーと政治性
  15:20〜15:50
   砂野幸稔(熊本県立大学文学部)
    言語政策の代理執行−−<万人のための教育>という名の曖昧な多言語主義
  15:50〜16:00 休憩
  16:00〜17:30 討論

  お問い合わせ:安田敏朗 yasuda-toshiaki@muc.biglobe.ne.jp



投稿者: HaraKiyoshi 投稿日時: 2006-8-7 17:49:24 (1423 ヒット)

第36回多言語社会研究会(東京例会)のご案内
○日時 2006年9月30日(土)午後1時〜5時
○場所 女子美術大学杉並キャンパス1号館2階第1会議室
*女子美術大学杉並キャンパスへの行き方:
地下鉄 丸ノ内線 東高円寺駅 下車 徒歩8分 地図は以下のアドレス参照。
http://www.joshibi.ac.jp/access/suginami.html

■報告1■
窪誠(大阪産業大学):「西欧の知と集団概念の生成発展」
要旨:「人民」「民族」「人種」「ナショナリティ」「マイノリティ」などは、客観的に存在する人間集団を指し示す客観的中立的概念と一般に考えられている。しかし、そうした集団概念は、現実とは離れた知的産物、すなわち、西欧における特殊な存在論と具体的な歴史的事件の上に構築された知的産物であることを明らかにする。著書『マイノリティの国際法―レスプブリカの身体からマイノリティへ―』信山社、2006年刊の出版報告。
コメンテーター:田中克彦、渋谷謙次郎(神戸大学)

■報告2■
砂野幸稔(熊本県立大学):「カルヴェ『言語学と植民地主義』(三元社、2006年)をめぐって−とくにアフリカの言語問題とのかかわりで」
内容予告:あとがきでも触れたカルヴェの立ち位置について、アフリカの言語問題との関わりでもう一度少し詳しく論じてみたい。   
コメンテーター:三浦信孝(中央大学)

例会案内担当・原聖hara@joshibi.ac.jp


投稿者: yasudatosiaki 投稿日時: 2006-7-23 18:53:04 (1334 ヒット)

第4回多言語社会研究大会(一橋大学)開催のお知らせ
および報告者募集のご案内

多言語社会研究会のみなさま

2005年1月の大阪大会につづき、きたる2006年12月2日(土)・3日(日)に、東京国立市の一橋大学において、多言語社会研究会第4回研究大会を開催することになりました。

シンポジウムは「多言語社会生成に関する歴史的研究」をテーマとしてかんがえていますが、個別の研究報告をおこなう場を設けることにしています。
個別研究報告が土日のどちらになるかは未定ですが、幅広いテーマと関心のもとでの活発な議論の場としていきたいとおもいます。

つきましては、大会の個別研究報告をおこなってくださる方を募集いたします。日程ですが、報告を希望の方は、7月末までに、氏名・所属・連絡先・発表テーマ・要旨を安田まで電子メール(アドレスは以下)にて、添付ファイルでおおくりください。要旨は、4千字程度(字数は目安ですので絶対的なものではありません)で、研究の目的・意義・手法・期待される結論をふくめてまとめてください。いただいた要旨をもとに、査読委員会で査読をおこない、8月20日ごろに、採否をお知らせいたします。

採用された方は、10月20日までに予稿集の原稿を書いていただきます。報告時間は、一人20ー30分程度です。

大会終了後は、予稿集の原稿に加筆訂正をしていただき、再度の査読を経て『多言語社会研究会年報』として刊行する予定です。

締切から大会までやや時間があります。夏休みを利用した調査・研究の成果を報告したいという方もおられるとおもいますが、そうした点も明記したうえで、積極的にご応募いただければさいわいです。

東京大会実行委員長 安田敏朗
yasuda-toshiaki@muc.biglobe.ne.jp
               (一橋大学大学院言語社会研究科所属)
                


投稿者: webmaster 投稿日時: 2006-5-29 10:38:39 (1292 ヒット)

みなさま

第35回多言語社会研究会(東京例会)を開催したします。ふるってご参加ください。

松村一登
東京大学

--------------------------------------------------------------

第35回多言語社会研究会「アフリカ大陸の言語事情を考える」

○日時 2006年6月24日(土)14:00〜16:30
○場所 東京大学山上会館2階 会議室(本郷キャンパス)
 地下鉄最寄り駅:本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線,大江戸線)
 東大前駅(地下鉄南北線)

報告者:M・ブレンツィンガー (Matthias Brenzinger)
 (東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所・客員教授)
題 名:「アフリカの多言語主義と言語の危機」(使用言語:英語)
 (Multilingualism and language endangerment on the African continent)

コメンテータ:米田信子(大阪女学院大学・准教授)

要旨
In my presentation I will discuss the relationship between multilingualism and language vitality by focusing on the African continent. Various scenarios of language shift and different kinds of multilingualism will be looked at. Language repertoires vary significantly between different communities and also among the individual community members. Quite a number of scholars regard societal multilingualism as one of the indicators for language endangerment. The relation between multilingualism and language endangerment, however, is much more complex, and on the long run, minority language will only survive, if stable language use patterns can be established.

本報告では、多言語主義と言語の活力との関係をアフリカ大陸に焦点をあてて論じる。言語シフトの今後の見通しについての多様な可能性、多言語主義の多様なあり方について考えたい。言語のレパートリーは、言語共同体ごとに、また個々の成員間でも異なる。当該社会の多言語主義のありようが言語の危機化の指標と考える研究者は多い。だが、多言語主義と言語の危機化との関係はもっと複雑であり、長期的には、安定的言語使用のパターンが確立されてはじめて、少数言語の存続が可能となるのである。

*問合せ:東京大学大学院人文社会系研究科・言語動態学研究室
メール:dootai@l.u-tokyo.ac.jp
電 話:03(5841)2673
URL: http://www.tooyoo.l.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

*本郷キャンパスのアクセス(地下鉄,バス路線の案内があります)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
山上会館のアクセス
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_02_j.html

--
Kazuto Matsumura
azuto@kmatsum.info
http://www.kmatsum.info/introd/


投稿者: HaraKiyoshi 投稿日時: 2006-2-2 13:05:42 (1197 ヒット)

一般公開
多言語社会研究会第8回沖縄例会のご案内

日時 2006年3月18日(土)18時半−20時半
場所 沖縄県女性総合センター「てぃるる」2階第1−2会議室(那覇市西3-11-1、電話098-866-9090(代)、FAX 098-866-9088)

報告者 コリン・ウィリアムズ(ウェールズ大学カージフ校)「ウェールズにおける少数言語の復興」(英語、日本語通訳つき)

関連イヴェント
同日(3月18日、土)14時−16時、「第11回しまぬくとぅば語やびら大会」
場所 沖縄市市民小劇場「あしびなー」(沖縄市中央2-28-1、098-934-8487)

関連研究会
「沖縄語の消滅の危機と再活性化」をめぐるワークショップ Workshop discussing “Language endangerment and revitalization in Okinawa”
3月20日(月)14時−16時半 20th March, 14:00-16:30
場所 琉球大学(琉球大学アメリカ研究センター、文系総合研究棟704号室)American Studies Center of the University of the Ryukyus
パトリック・ハインリッヒ(デュイスブルク大学、ドイツ)「沖縄と宮古における言語消滅の危機と人々の態度」Patrick Heinrich (University of Duisburg, Germany), “Language endangerment and language attitudes in Okinawa and Miyako”
コリン・ウィリアムズ(ウェールズ大学、英国)、ケルト諸語の現状への言及を交えたコメントComment by Colin Williams (University of Wales, UK), with special reference to the situations of Welsh and other Celtic languages
(in English and no translation 使用言語、英語、通訳なし、問合せ先、琉球大学、石原昌英Inquiries: ISHIHARA Masahide, University of the Ryukyus: ishihara@ll.u-ryukyu.ac.jp)

問合せ
多言語社会研究会 原聖(女子美術大学、hara@joshibi.ac.jp)


投稿者: webmaster 投稿日時: 2005-5-24 20:18:16 (1176 ヒット)

以下の要領で第30回多言語社会研究会(東京例会)を開催したします。
ふるってご参加ください。

       記
○日時 2005年6月25日(土)午後1時〜5時
○場所 東京外国語大学本郷サテライト 7階会議室


*東京外国語大学本郷サテライトへの行き方:
地下鉄 丸ノ内線 本郷3丁目駅 下車 徒歩3分
あるいは、
JR中央線 お茶の水駅 下車 徒歩7分
地図は以下、でご覧下さい。
http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/access_map.html

なお、遅れてこられた方は、入り口の扉がしまってしまいますので、
インターホーンでご連絡ください。


<報告者1> 渋谷謙次郎 (神戸大学法学部)
<発表題目>
『欧州諸国の言語法』刊行によせて -言語法と言語権のゆくえ-
*『欧州諸国の言語法』は三元社より6月下旬に刊行予定
<要旨>
欧州の諸地域の研究者や少数言語の専門家達による共同作業である資料集『欧州諸国の言語法』が、間もなく三元社から刊行される見込みとなった(6月下旬予定)。本書は、主として人権分野を扱う欧州審議会と全欧安保協力機構における言語的少数者関連の憲章・条約・勧告を扱う国際法編と、旧社会主義国を含む欧州主要国の言語関連立法を扱う国内法編とからなる。このような資料集の刊行が可能となった背景として、ベルリンの壁崩壊後、1990年代の欧州で、人権の見地からも、また安全保障の見地からも、民族的・言語的少数者の権利保障が共通課題となり、関連した立法が各国でさかんになっていったことがあげられる。また言語的「少数者」の保護のみならず、グローバル化の下での「国語」保護指向も一定の諸国でみられ、そのことが、多言語主義や言語権の保障と緊張関係を有する傾向もみられる。本報告では、以上の動向をふまえ、『欧州諸国の言語法』の編者の立場から、多言語主義や言語権の行方について問題提起をし、参加者の皆さんと議論したいと思っている。

<報告者2> 伊藤正子 (大東文化大学国際関係学部)
<発表題目>
国民国家ベトナムにおけるエスニシティの変容
-中越国境地域のタイー族・ヌン族をめぐって-
<要旨>
国家により「少数」民族と位置づけられた人々が、国家の国民統合政策の下で生き、かつ国境を跨いで拡がる民族の世界にも住みながら、自分たちのエスニシティを変容させていく過程を論じる。対象としたベトナム東北山間部に住むタイー族・ヌン族と国家の関係は、民族意識が消え去り多数民族への同化が一方的に進むのではなく、エスニシティの活性化が起こりながら、同時に国民意識も強化される過程であった。前近代には、早期に移住してベトナムの影響を強く受け土地や官職を独占したトーと、遅れて移住してきたため小作人が多く中国の文化の影響を強く受けたヌンがいたが、フランスが民族概念を持ち込むと、それぞれトー(タイー)、ヌンという二つの「民族」と断定された。1940年代には多数民族キン族の革命家達もこの範疇を受け継ぎ、革命に協力的なトー族と、ベトナムに疎遠でフランスに操られやすいヌン族という枠組みを用いた。この時期両者の境界は明瞭で、逆にヌン族と華人の境界は不分明だった。しかしこの境界は八月革命後徐々に変わり始める。戦争の過程でかれらはベトナム国家の枠組を身をもって体験し、自治区設立や民族語政策など少数民族に配慮した政策、土地分配・合作社での共同作業など社会主義的政策、ベトナム語による公教育などの政策の影響を受け、国民としての統合が進展した。この過程で両者は平等な存在となり接近する。70年代後半中越関係が悪化すると華人は追放されるが、ヌン族は国家からタイー族と全く同様に扱われ、既に国民の範疇に入れられていたと言える。一方中越戦争後かれらは合作社を解体して供出していた土地を取り戻し、90年代には20万人近くが中部高原に勝手に移住したため、国家からみた理想的な「タイー・ヌン族像」は変化した。この移住は南北分断時に中部高原へ移住した同郷者ネットワークを活用し新生活を切り開こうとしたものだった。同時に中国側の壮族との民族ネットワークも利用し国境貿易の端緒も開いた。国境貿易の隆盛と共に、以前のように教育を受けベトナム社会内で浮上する道ではなく、民族の世界を足場に豊かさを求める動きが一部に出ているが、民族の世界もまた以前とは異なり国家関係に規定されたものとなっている。エスノナショナリズムが国際的に噴出している現在、エスニシティの活性化が分離・独立と直結しない例を提示するタイー族とヌン族のあり方は、着目するに価する。タイー族・ヌン族は、以上のように法制度や教育、優遇政策など未来志向の少数民族政策を通じてベトナム国家に国民として取り込まれてきた。しかし、国家は歴史的な「民族の英雄」をベトナム史の中に位置づけて、通時的にも国民として統合されてきたとかれらに意識させることには成功していない。この「英雄」は、いまだ中越両王朝の境界が明確でなかった10世紀に国境地帯に独自王朝をたてた儂智高で、ベトナム李朝と厳しく対立し、宋朝に何度も服属を願ったが許されなかったため宋とも戦い、結局雲南に敗走した。この事跡がベトナムの歴史上の「英雄」の条件を満たさないため、地元の要望もむなしく、彼は中央から無視され国家の通史から排除されたままである。通時的な国民統合は、民族という尺度からは自由だった世界を、現代のナショナリズムによって判断することになるため最も困難であり、国民統合のイデオロギーのありさまをあぶり出しているとも言える。


投稿者: tukahara 投稿日時: 2005-4-23 6:46:48 (1040 ヒット)

日時 2005年4月23日(土)午後2時〜5時
場所 東京大学(本郷キャンパス)法文1号館219番教室
 (正門から入構し、左側2つ目の建物の最初の入り口を入り、正面の階段を上った2階)

<報告者> 小山亘(立教大学)
<発表題目> 『現代語用理論と言語人類学の系譜: フレーゲ、パース、ボアスの末裔たちの現在』
<コメンテーター>名和克郎(東京大学)

<要旨> 本発表は、現代北米言語人類学の動向を、史的観点から、語用論と比較しながら、俯瞰的に紹介することを目的とする。まず、カント以降の人間学(人類学、心理学、言語学、論理学、社会科学)における言語研究の変遷を図式的に示した上で、ボアス以降の北米言語人類学の推移を概観し、特に1970年代中葉以降の展開について述べる。そして以上に基づき、この学党に特有の問題群を同定し、最後に、この学党の根幹をなすボアス、サピア、ウォーフの言語論を歴史的に再構する。

*東京大学本郷キャンパスへのアクセス:
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html

*法文1号館の案内地図:
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html


« 1 2 3 (4)